2010年2月7日

安全保障会議
2月5日から今日までからミュンヘン中心部のホテルで恒例の安全保障会議(Sicherheitskonferenz)が開かれ、世界中のトップ外交官、国防大臣、軍人ら300人が出席した。

この会議は1962年にドイツ人の元軍人が「Wehrkundetagung(防衛学会議)」という名称で始めたものだが、1990年代に入ってマスコミから非常に注目されるようになった。

それもそのはず、民間団体が主催する非公式な会議なのにプーチン、ラムズフェルド、ジョー・バイデン、マケインなど錚々たるメンバーが一堂に会するからだ。これだけ重要人物が一堂に会し、公式のプロトコルなしに、非公式な会談を行うのは、世界でこの会議しかない。

というわけで世界の安全保障、軍事問題のキーパーソンたちがこの3日間ミュンヘンに集まったわけだ。

今年のテーマはアフガニスタン、そして中国。初めて中国の外相が講演した。 今回の会議にはアフガニスタンのカルザイ大統領、イランのモタッキ外相など注目の人物が出席した。米国からもオバマの安全保障補佐官ジョーンズ、ジョン・ケリー議員、マケイン議員らが出席。最終日の安全保障会議のテーマは、アフガニスタン。

アフガニスタンのカルザイ大統領が基調講演を行い、米国・国務省のアフガニスタン・パキスタン担当特命補佐官リチャード・ホルブルックも講演した。

国際社会にとって、アフガニスタンとイランは最大の頭痛の種です。

日本は外務次官を派遣したようだが、日本の影は残念ながら薄い。